電気の契約を8KVAにした

日記(覚え書き)

どうもです。1月頃、電気の契約を変更した記事です。

冬になって、暖房でエアコンを使うようになったら、電気がよく落ちるようになってしまいました。
そこで、電気の契約を60Aから8KVAにしました。
ちょっと、面倒だったので、覚え書きに記事にしてみますね。

現状の電気契約は、60A

変更前の契約は、「従量電灯Bの60A」です。
下の画像は、ちょっと古くて、50Aとなっていますが、スマートメータが出てくるまでは、一番左のサービスブレーカーで契約電流が決まっていました。


で、この後、家の外の電力計がスマートメーターに変更されたり、太陽光発電を追加したので、2019年1月の時点は、こんな配電盤です。

一番左は、太陽光発電ブレーカーです。太陽光発電ブレーカーは、太陽光発電を始めている時にスイッチをONにすると、電気がつかえるようになります。スイッチOFFの状態は、普通に電力会社の電気だけ使えるものです。

で、電気を使い過ぎて、内の場合は60A以上になると、スマートメータが電気を遮断して、何分か後に復帰するので、スマートメータがついてからは、サービスブレーカーは無くなりました。

どうして電気の契約を大きくしたいのか?

先日の記事で子供部屋にエアコンを追加したことを載せました。


そうして、我が家は、 電気の床暖(エコヌクール)1台と エアコン3台で、電気の暖房化が完了しました。

ですが、 今までも、床暖とエアコン1台でも、寒い朝なんかは、それに何か電子ジャーか、洗濯機とかを1台使うだけで、電気が落ちちゃったのに、エアコン3台を同時に使うなんて無理ですよね。

ということで、床暖とエアコン2台を使うと、忙しい朝に電気が落ちまくりです。
電気が落ちるたびに、給湯や床暖のリモコン、オーディオの時計の時間合わせをしないといけないのです。

ということで、せめて、床暖とエアコン2台同時に使いたくて、アンペアを上げてもらうことにしました。

とりあえず、電力会社に電話してみる

で、ネットで調べてみると、60Aまでの契約は、電力会社に電話すると、無料で変更してくれるみたいなのですが、60A以上は、工事が必要になるみたいです。

で、うちで使っている電力会社は、以前は「中部電力」でしたが、今は、「エネワンでんき」です。ガスとセットで安くなると言われて、だいぶ前に変更しました。

そのため、「エネワンでんき」に電話してみました 。
そうすると、「60A以上は、工事が必要なので、電気工事店に言ってください」とのこと、
電気工事店???何のことか、わからず、床暖を取り付けてくれた施工業者に電話してみると、
「中部電力に電話してみれば、業者を紹介してくれると思いますよ」とのこと、
それじゃあと、中部電力に電話してみると、
「以前は、紹介していたんですけど、今はしていないので、タウンページで調べてください」とのこと。
結局、最初のエネワンでんきの回答と一緒だったのですが、スッキリしない感じでした。

で、ネットで家の近くの電気工事店に電話して来てもらうことにしました。
ホームページには「電気設備の無料診断します」って書いてありました。

電気工事店がうちに来る

土曜日に見てもらいました。
どうやら、60A以上にするには、電信柱から家までの電線の太さが60A以上流せるのであれば、大元の電力会社(うちの場合は中部電力)に申請するだけでいいようです。

で、見てもらったところ、電線の太さ8KVA(80A)にすることは可能。ただし、60A以上の契約では、サービスブレーカーを電力会社が用意しないので、自分で用意する必要があるそうです。

うちの場合、自分で用意しなくて大丈夫でした。配電盤には、40Aの漏電ブレーカーが付いていて、それが使えるとのことでした。
ですので、配電盤は、先の画像と同じ状態で何もしなくて、80Aを使えるってことです。

そして、電気工事店は、中部電力に8KVAで申請してくれました。見に来てから、10日くらいで、切り替わりました。
ということで、工事は無くて、申請料15000円を電気工事店に支払いました。

8KVAに変更。結局、どういうこと?

60Aから8KVA(80A)にしてもらえたのですが、どうも、しっくりこないのですが、自分なりに以下のように理解しました。

60Aまでの契約は、従量電灯B、60A以上は従量電灯C

60Aまでの契約の従量電灯Bは、電力会社の用意したサービスブレーカーをつかう。
60A以上の契約の従量電灯Cは、個人でブレーカーを用意する(というか電気工事店に取り付けてもらうか、付いているのをそのまま使う)

KVAってなんだ?

8KVAは、K(キロ、1000倍)のボルト×ワットなので、100Vだと80A、200Vだと40Aまで使えるようになるってことです。
なんで、W(ワット)って呼ばないのかは、VA(ボルトアンペア)は皮相電力の事で、皮相電力は電源から送り出される電力(見かけの電力)ってことのようです。詳しくは、ググってみればいいかもです。
詳しくは理解できませんでしたが、8KVAだと、100Vなら80Aまで電気がつかえるってことです。

60アンペア以上の従量電灯Cの電気料金は?

中部電力のホームページを見ると(2019/2/28時点)

従量電灯Cの基本料金は、ひと月1KVAにつき、280.80円ってことで、
8KVAだと、8×280.80=2246.4円

ちなみに従量電灯Bの基本料量は、60Aの場合1684.80円です。60A、100Vで6KVAとして、1KVAあたりの料金は、1684.8÷6=280.80円です。

使う分だけ、基本料があがるってことですね。
使用した電気の料金(電力量料金)は従量電灯BもCも同じです。

従量電灯Cに変更するには?

結局、新電力(うちの場合はエネワンでんき)を使っていても、大元の電力会社(うちの場合は、中部電力)に申請が必要。
設備が使える場合は、工事は無し。

設備が不十分な場合には、工事が必要。電柱から配電盤までの電線の交換、ブレーカーの交換等。

工事が必要ない場合も、電力会社への申請を電気工事店におねがいするので、費用が発生します。

8KVAの契約で、40Aの漏電ブレーカーでいいの?

うちの漏電ブレーカーは、40Aで漏電の場合と、過電流の場合に電流を遮断するタイプなので、そのまま使えるみたいです。
そして、40Aの漏電ブレーカーは、200Vでも、100Vでも40Aで動作するので、
200Vだけの場合、200×40=8000=8KVAです。
100Vだけの場合、200V(単層3線式)を使える家庭では、3本の電線の1本がアース線で、アース線の他の2本との間からそれぞれ100V取れるので、100Vの電源が2つあるような形になります。100×40=4000=4KVAが2つあるので8KVAになります。

ちなみに、従量電灯Bのサービスブレーカー(電力会社が用意)は、100Vの場合のアンペア表示です。60Aの場合、100Vだけなら60Aまで、200vだけなら30Aまで使えるという事になります。

実際には、100V、200Vを両方使えば、ブレーカーの動作電流に達した時点で、電流が遮断されるので、100V、200V単独の場合より、使える電流は少なくなりますね。

ちょっとわかりにくいですが、60A以上の場合は、漏電ブレーカーが家の家全体の電流ブレーカーになるようです。

まとめ

文字ばっかりになってしまいましたが、60Aから8KVAになって、電気が落ちることはなくなりました。それまでに電気を消すのが癖になったせいかもしれませんけど。
それでも、エアコン2台、床暖をつけたまま、ドライヤーをしても大丈夫になりました。
エアコンで暖房をするようにしたので、去年まで使っていたファンヒータの給油もなくなって、今シーズンは給油で寒い思いをしなくなって良かったです。

1年後の感想は、こんな感じになりました。 (2020年2月追記 )